社長について考察してみた File-03 満身創痍(言葉そのままに)編

満身創痍(まんしんそうい)

からだ中が傷だらけになること。 転じて、精神的に傷つき、痛めつけられているさま。 また、さまざまな病気をかかえて苦しんでいるさま。 「満身」は、全身のこと。



弊社の社長は頑丈です。

物理的に鍛えていることもあり、パッと見で分厚い。本人曰く"見た目だけのファッション筋肉"とのことですが、とりあえず私などが全力でタックルしても、バイ~~~ンッ。って跳ね返されそうな感じ。やらないですけど。相手は会社の偉い人なので。


↑製図には必要のないと思われる腕の盛り上がりをご覧ください



しかし!

「基本的に頑丈」な社長には、実のところエラーが多発している。


それでは順番にご説明します。


Siri問題

これまでに最も病院へ通った原因ワースト3に入るのが、長時間座っていると臀部(※siri)が爆発してしまう問題。痔じゃないんですよね。座るとあたる表面箇所に、何かがあるらしい。「根の深い何かが私をずっと苦しめている」と彼は言います。おできなのか豆なのかは知らないけど、時折そいつが爆発して座っていられなくなり、時には大出血するらしい。そして病院へ駆け込んで抗生物質を処方されている。ちなみに被害状況を随時報告してくれるが、それはマジでいらない。




1にも2にも痛風

社長と痛風はズッ友。ちょっと間があいても、再会すればいつだって同じ熱量で盛り上がれて、空白期間を忘れさせてくれる存在。ちなみに痛風とはそういうものらしい。(※一度発症するとずっと薬が必要)


数年前ホノルルマラソンにエントリーした社長。出発の前日、現れた社長はどこか、なにかがおかしかった。何だろう?この違和感は一体何なんだろう?私は気が付きました。事務所の入り口、つまり玄関の外に立っている社長の片足がスリッパであるということに。そして彼は言う。「痛くてスニーカーが履けない」と。スニーカーが履けない足でどうやってマラソンに挑むのかとかそいういう話でもあるけれど、続けざまに彼はこう言いました。

「両足スリッパだとうっかりスリッパ履いてきちゃった人だと思われて恥ずかしい。片足なら何らかの事情があってスリッパを履いている人でいられる。だから痛い方の足だけスリッパにしてます」と。

一体なんの報告であろう。

あと別に片足だけがスリッパでも「うっかり片足だけスリッパ履いてきちゃった奴」になるリスクは普通にあると思う。そもそも片方スリッパの時点で理由とかより先に恥ずかしい。


その後数年間は、まるでプログラムされたようにマラソンやトライアスロンに挑むたび前日あたりで痛風を発症する社長。いい加減に数の子・いくら・白子の痛風三銃士を食べるのをやめるべきだと思う。なんかもう親の仇くらいに必ず食べるよね。




再三言うけど海馬

海馬(かいば)は、脳の一部で記憶を司る器官であり、記憶の司令塔とも呼ばれる。日常的な出来事や学習したことを整理整頓して大脳皮質に保存する役割があるらしい。

このコラムでは毎度のように社長の日常的な記憶力がエマージェンシーみたいなことを言っているので、社長の脳みそが溶けているのかと心配する人も多いと思う。しかしながら今年、合格率がめっちゃ低いことで有名な1級建築士の筆記試験をパスしている社長。(※製図試験の結果はまだ出ていない)

だがそれでも言わせてほしい。


「社長の海馬はちゃんと仕事してくれ。」


つい先日の話をしましょう。読書家の社長が最近読破した名文学「神聖喜劇」。文庫本で5巻。これを読み進めるごとに私へ考察を事細かに発表してくれていました。どれぐらい細かいかというと、読んでいない私が登場人物それぞれのエピソードを如実に思い出すことができるし、名文学だというのに「この本は別にもう読まんでもええかな。内容知ってるし。」と思えるくらい。情報過多になりました。


そんな折、社長にふと問いかけてみた。


私「最近で一番刺さった本と言えばなんですか?やはり神聖喜劇ですか?」

社長「うん、そうだね。やっぱり神聖喜劇かな。この本はすごいよ。なにひとつ頭に入ってないけどすげえよかった」


、、、、、、、、、\(^o^)/!!!!


な に ひ と つ


頭 に


は い っ て な い


…けどすげえよかったらしい。

まあ、何よりです。



そして先週のこと。

日本CLT協会の10周年式典へ出席するべく東京大学へ馳せ参じた我々。会社のPRブースの設営を終え、ちょうど腹ごしらえでもしようかという時にいい感じのキッチンカーを発見。

しかもカレー!喜

しかしさすが東京。スキー場で食べるカレーくらいしか思い入れのない岐阜県民にはハードルがちと高い系カレーたちが列挙している。

そんな中、私はダルカレー(豆カレー)

社長はスパイシーポークカレーを注文。

ちなみに豆のカレーをあえてチョイスすることに対して、何となくオーガニックでヴィーガンで高尚な洗練された都会の風を感じる気がした。それはまあいい。


受け取ったカレーを黙々と食べる我々。しゃべくっている場合ではない。なぜかと言うとお互いに式典出席用の一張羅を着ているため、絶対にカレーを飛ばすことが出来ない24時が始まってしまったのだ。どうしてカレーなんか買ったんだろう?今となってはわからない。


カレーを食べるだけなのに異様な緊張感が張り詰める中、社長が一言。


「俺、何カレー頼んだっけ?」

注※この時点で、ほとんど食べ終わりに近い

私「スパイシーポークですね」

社長「ポークって豚?」

私「(何を言っているのだろう?)豚です」

社長「…そういうことか。このチキンカレー、すげー豚っぽいなって思って食べてた。


え?何?


この時は社長のトンチンカン具合に爆笑していた私だけど、今こうして冷静にそれを思い返してみると、ちょっと笑えないかもしれない。



まあ、、、、

いっか!


学徒の頂である東大構内でボケをかます社長だけど、天気はいいから。もうそれでいい。




余談ですが、岐阜~東京間の日帰りにも関わらずこの大荷物。

みっちりとパンフレットやカレンダーが詰まっており、おそらく50kg以上あると思われた。こんなのエレベーターや階段で落としたら人死が出る。足を轢かれただけでも、ひとたまりもないでしょう。危険物について電車や駅構内でアナウンスが流れることがあるけど、このクソ重キャリーケースも絶対に特級危険物。

ゆえにファッション筋肉の社長が慎重に運搬したのでした。


そんなわけで、

siri、痛風、海馬、首肩←new!

社長の不具合は増えてゆく、、、


そんな満身創痍な社長のお話でした。

皆さまにおかれましても、近頃は日ごとに冬の寒さが増しておりますが、何卒ご自愛くださいませ^^

社長はとりあえず魚卵控えてくださいね。



それではまた次回!