その日は、クリスマスだった。
突然届いた一通のLINE。
その文面が
「応援にフォローに支えていただきありがとう」
「間違いじゃないかとまだ信じられません」
、、、、、、???!!!
ま、
ま、
まさか、、、、、、???!!!
実は、先日まで社長がシャカリキになって挑んていた一級建築士の試験。その合否の発表が毎年クリスマスなのである。どうしてそんなロマンチックな日に公開されるのだろう…逆に無慈悲だろ。そう思う私です。
それはまあいいとして。
そう、つまり、つまりつまり
この日にこんなしみじみとしたLINEが届いたということは、、、、、、???!!!
そのまさかである。
以下をご覧いただきたい。
すでに感じ悪いな。笑
まあそれもいい。
送られてきたスクショをよく見ると、、、、
マジで受かっちゃってるやん。
そうなのです!
ついに苦節6年…
西部秀人、一級建築士試験に合格いたしましたっっっっ!
私は泣いた。
喜びの涙なのかイマイチ自信のない涙が、頬を伝った。
その全貌と背景を今からかいつまんで説明したいと思います。
~あれは2018年のことだった~
当時、すでに二級建築士を持っている社長は、一級建築士の勉強を始めていた。
二級を持っているなら次は当然一級ではある。私も「今が二級なら、次は一級」程度にしか捉えていなかった。だが言うは易し。皆さんは一級建築士の合格率をご存知だろうか?
その合格率は約10%。
それってどんなもんかわかります?
10人中1人って聞くとピンとこないと思います。だいたい3万何千人という受験者がいて、合格者が3千人。つまり、3万何千人中、3万人が不合格の試験。おお、、、突然難関みがでてくるな。
ちなみに難易度がいろんな情報サイトで格付けされていて、こんな感じ。
参照元:グッドスクール
どれもこれもが有名な国家資格の中で、引けを取らない9位!この国有数の国家資格の中で、9番目に合格するのが難しいのである。気象予報士よりも難しいってさ…
さて話は受験勉強を始めた数年前に遡ります。
勉強に励んでいた社長から、ある衝撃の一言をお見舞いされたので聞いてください。
「ちょっと教えてほしいです。分数の計算ってどうやって解くの?」
え、、、、、、、っ?
いや、わかるのよ気持ちは。
娘が算数のドリルを解いているときとか、横目で見ていると「あ、なんかちょっともう自信ないわ。」って感じることってあるじゃないですか?「そういえばこんな風だったっけ…」ってうっすら思い出すのが算数ですよね。
…って
いや待って。
ちょっと待って。
算数でけつまづいてる場合なん?
一級建築士って、算数でけつまづいてていいもんなん?
微分積分とか必要なんじゃないの??数Ⅱとかでしょ?知らんけど。
結論から言うと、この年は当然筆記試験からして不合格でした。※筆記と製図で試験が2回ある
驚くべきもないとしか言いようがない。
(雇用主相手に恐縮です…)
まあ挑戦することが大事と言いますし。
とんでもなく高き門でしたね、社長(微笑)
でも、よく頑張りましたよ(微笑)
明日からは真面目に仕事頑張りましょう(微笑)
、、、、、、なーーーーーーんて綺麗に終わるわけもないのが結屋株式会社・代表取締役 西部秀人という男である。
そこからが長かった。
毎年、毎年、受け続ける。落ちる。落ちる。落ちる。
途中、それなりに進化は感じました。
「分数どう解く」という爆弾発言から、「二次関数の解き方教えて」に変わったりとか。
※ちなみにお恥ずかしいことですが私には説明できなかったため、夫に電話して説明してもらったというハプニングあり。
もうね、4回目のときかな?言いました。「次受からなかったら、それで最後にしてください」と。なんだかね、だんだん感情移入してきて、受からなかったときにこちらまでしんどくなってくるのです。こんなに頑張ったのに、、、あの時間はなんだったんだ、、、と。いやもちろん私自身はミリも頑張ってないんですけど。
しかし!
ついに兆し現る。
何年にも渡る受験ライフ終盤になって、不合格だったけど「とっても惜しかった!ここさえできていれば…!」という域になってきたんです。
というわけで今年はちょっぴし違った西部秀人さん。
具体的に言えば、とにかくストイックでした。
シンプルに、
夜遅くまで勉強する。
大量に問題を解く。
なぜだか並行してダイエットをする。
塾に行きまくる。
ついにかなり成績がよくなってくる。
そこでなぜか先生にけなされる。
など。
と、いうわけで!!
次回は「ついにやりやがった 後編」をお届けします。
引っ張るねえ。
すみません。
それでは次回、乞うご期待(^^)