社長について考察してみた File-04 ついにやりやがった編 ~前編~

その日は、クリスマスだった。


突然届いた一通のLINE。


その文面が


「応援にフォローに支えていただきありがとう」


「間違いじゃないかとまだ信じられません」



、、、、、、???!!!



ま、

ま、

まさか、、、、、、???!!!


実は、先日まで社長がシャカリキになって挑んていた一級建築士の試験。その合否の発表が毎年クリスマスなのである。どうしてそんなロマンチックな日に公開されるのだろう…逆に無慈悲だろ。そう思う私です。

それはまあいいとして。


そう、つまり、つまりつまり

この日にこんなしみじみとしたLINEが届いたということは、、、、、、???!!!


そのまさかである。



以下をご覧いただきたい。


すでに感じ悪いな。笑


まあそれもいい。


送られてきたスクショをよく見ると、、、、


マジで受かっちゃってるやん。


そうなのです!

ついに苦節6年…

西部秀人、一級建築士試験に合格いたしましたっっっっ!


私は泣いた。

喜びの涙なのかイマイチ自信のない涙が、頬を伝った。


その全貌と背景を今からかいつまんで説明したいと思います。



~あれは2018年のことだった~

当時、すでに二級建築士を持っている社長は、一級建築士の勉強を始めていた。


二級を持っているなら次は当然一級ではある。私も「今が二級なら、次は一級」程度にしか捉えていなかった。だが言うは易し。皆さんは一級建築士の合格率をご存知だろうか?

その合格率は約10%

それってどんなもんかわかります?

10人中1人って聞くとピンとこないと思います。だいたい3万何千人という受験者がいて、合格者が3千人。つまり、3万何千人中、3万人が不合格の試験。おお、、、突然難関みがでてくるな。


ちなみに難易度がいろんな情報サイトで格付けされていて、こんな感じ。

参照元:グッドスクール


どれもこれもが有名な国家資格の中で、引けを取らない9位!この国有数の国家資格の中で、9番目に合格するのが難しいのである。気象予報士よりも難しいってさ…


さて話は受験勉強を始めた数年前に遡ります。

勉強に励んでいた社長から、ある衝撃の一言をお見舞いされたので聞いてください。



「ちょっと教えてほしいです。分数の計算ってどうやって解くの?」



え、、、、、、、っ?


いや、わかるのよ気持ちは。

娘が算数のドリルを解いているときとか、横目で見ていると「あ、なんかちょっともう自信ないわ。」って感じることってあるじゃないですか?「そういえばこんな風だったっけ…」ってうっすら思い出すのが算数ですよね。


…って

いや待って。

ちょっと待って。


算数でけつまづいてる場合なん?


一級建築士って、算数でけつまづいてていいもんなん?

微分積分とか必要なんじゃないの??数Ⅱとかでしょ?知らんけど。


結論から言うと、この年は当然筆記試験からして不合格でした。※筆記と製図で試験が2回ある


驚くべきもないとしか言いようがない。

雇用主相手に恐縮です…)


まあ挑戦することが大事と言いますし。

とんでもなく高き門でしたね、社長(微笑)

でも、よく頑張りましたよ(微笑)

明日からは真面目に仕事頑張りましょう(微笑)



、、、、、、なーーーーーーんて綺麗に終わるわけもないのが結屋株式会社・代表取締役 西部秀人という男である。


そこからが長かった。

毎年、毎年、受け続ける。落ちる。落ちる。落ちる。

途中、それなりに進化は感じました。

「分数どう解く」という爆弾発言から、「二次関数の解き方教えて」に変わったりとか。

※ちなみにお恥ずかしいことですが私には説明できなかったため、夫に電話して説明してもらったというハプニングあり。


もうね、4回目のときかな?言いました。「次受からなかったら、それで最後にしてください」と。なんだかね、だんだん感情移入してきて、受からなかったときにこちらまでしんどくなってくるのです。こんなに頑張ったのに、、、あの時間はなんだったんだ、、、と。いやもちろん私自身はミリも頑張ってないんですけど。


しかし!

ついに兆し現る。

何年にも渡る受験ライフ終盤になって、不合格だったけど「とっても惜しかった!ここさえできていれば…!」という域になってきたんです。


というわけで今年はちょっぴし違った西部秀人さん。


具体的に言えば、とにかくストイックでした。

シンプルに、

夜遅くまで勉強する。

大量に問題を解く。

なぜだか並行してダイエットをする。

塾に行きまくる。

ついにかなり成績がよくなってくる。

そこでなぜか先生にけなされる。

など。



と、いうわけで!!

次回は「ついにやりやがった 後編」をお届けします。

引っ張るねえ。

すみません。



それでは次回、乞うご期待(^^)