いちねんが…一年が終わろうとしている…ザワ…ザワ…
本日、12月28日は澄み切った青い空!
絶好の餅つき日和。
外に窯を用意して、セイロでもち米を蒸すこと10升分。
いや10升って、約15kg。幼稚園児くらいあるよね?
もたもたしてっと日が暮れちまうぜ!
さっそくついていこう!
蒸しあがってはつき、蒸しあがってはつき…
ちなみに餅つきはね、去年もやったんです。
年末、2022年の12月29日に。
で、餅つきが終わってからある人に教えていただいたんですよ。
「29日は【二重苦】と言って縁起が悪いから餅つきはしないほうがいい」って、、、
がびーんⅢ(表現が古い)
そういえば、車検受けたばかりの車が突然壊れたりした!←なんでも後からこじつけるタイプの人間
そんなわけで今年は29日を避けて28日に開催した餅つき大会なんですが、ここで余談。29日は【フク(福)】とも読めるので、あえてこの日に餅つきをすることもあるのだとか。
なるほど。ものは言いようってね。
ポジティブでよき!
さて話が逸れましたが、この日の餅つきはカンボジア人とインドネシア人のみんなにも頑張ってもらいました!
入社5年目の右の彼は餅つきも慣れた様子。
さっさと餅を杵で打ち付けようとする後輩に向かって
「いきなりやらない!!」
「まずはこう!!」
と先頭に立って指導してくれる。頼もしい。
まずは杵でもち米をある程度潰すのですが、その様子を実演して教えてくれます。
そう!いきなりもち米をどついたら熱々のもち米が飛び散って火傷するからね!(※事実、私は昨年その攻撃を食らったのである)
もち米をひっくりかえすのがまた熱いのよ、、、
手を粉砕されそうになるしね、、、
安全対策は建方作業と一緒だよ!声かけあってこ!
ところでこの臼。↑
さるかに合戦なんかに出てくるやつとはちょっとテイストが違いますよね??
年末からお正月にかけては各地で開催される餅つき大会のニュースが放送されますが、だいたいこういう↓昔ながらの木臼か石臼だと思います。
やはり伝統行事ですから、こういった木臼でお餅をつく経験というものはぜひ大切にしたい…と思ってはいるのですが!
これね、重いわけ。
餅つきの場に運んでくるのにも大変な労力。
でね、洗うときに餅はくっついてなかなかとれないわけ。
あとね、保管場所の状態次第ではすぐカビるし、木は膨らんだり縮んだりもするから、ひび割れもするってわけ、、、
こうやって考えると、もち米の用意といい、臼の準備や後処理といい、餅つきというのはほんっとうに手間のかかる大仕事。だからこそ、昔からお餅はおめでたいに欠かせない大切なアイテムなんですね。
まあいい感じにまとめたんですけど、要するにに木の臼使うのが面倒くさいというわけで。
そんな時の救世主!
そう。今はプラスチックの臼があるんですよ。
餅つき用プラスチック製臼&ハイブリッド杵(有限会社居原)
しかも、杵も先端がプラスチック。ハイブリッド杵。強そう。
この臼は中が空洞になっているために軽いのです。
臼は重くないとお餅と一緒に動いちゃうので、使うときに水を入れて重さを出します。使い終わったら、下の排水口から水を捨てればOK!最後は食器用の洗剤でガシガシ綺麗に洗えて衛生的。
進化論で有名なダーウィンは言いました。
「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである」と…
そうだよね。
令和の世にも、変わらずに私たち日本人は餅をついています。でも、木臼か石臼でしか餅つきが行えないような環境しかなかったら、果たして餅つき文化はここまで身近に残っていただろうか…。
ちょっぴり味気ないかもしれないけど、いいじゃない、プラスチック臼。なんなら、電動の餅つき機だっていいじゃない。よくあるじゃん、ホームベーカリーについてる追加機能。それでいいじゃない。ね。今後も結屋はプラスチック臼で餅つき大会を開催してゆこうと思います!
話それました。
プラスチック云々はいいんですわ。
餅つき大会の話がしたかっただけなんですわ。
臼のことばっかり書いちゃいましたけど、もちとり粉を若い子が誰も知らなかったとか、つきたての餅を素手でちぎっては投げちぎっては投げ(※投げてはいない)皆でおいしく食べたこととか、全然書けてないんだけど…
つまりね、なんやかんやして、最終的にこの日についたお餅は、無事にのし餅へと姿を変えて従業員へ配られたのでした。
めでたし、めでたし。
完!(強引)
以上、結屋で餅をついた話でした^^