岐阜県関市の結屋から、沖縄県今帰仁村の結家へ突撃!
というわけで、海が見渡せる絶好のロケーションにたたずむゲストハウスに到着です。
あいにくの曇り空…ここから見る青空と海はさぞかし素晴らしいことかと思います。(ちなみにこの後は曇り空どころか暴風雨になった。笑)
念願の結家に着くやいなや挨拶も早々に、おすすめの居酒屋さんへ向けてあわただしく出発。
車ですぐのところにある「海の幸」というお店へ。
(↑写真とるのが下手すぎる件。犯人は社長)
予約の電話で「13人です」と伝えたのですが、私の発音のせいか「3人」で伝わっており…、突然現れた大人数にびっくりするお店のお母さん。(そりゃそうだ)それでも嫌な顔ひとつせず、沖縄の郷土料理を作って作って作りまくってくださいました。
気づいたら店員さんが増えていて、「娘を呼びました」とお母さん。「酒買って急いできてくれって呼ばれました」と娘さん。お母さんとふたりの娘さんの3人でフル稼働してもてなしてくださいました。(今思い返しても本当に申し訳ない)
そんな混乱で起こった
ハプニングその①
我々だけでも忙しいのに別のお客さんも登場し、テンパったお母さんがゴーヤチャンプルーを何度も作ってしまう
ハプニングその②
娘さんが会計時に伝票を見て何回電卓をたたいても違う数字になり、最終的に計算を諦めて「3万円でいいです」と言う
お料理はおまかせだったのですが、13人分の飲み物の注文で埋め尽くされた伝票はカオスだったそうな。
いやいやダメでしょ!もっと高いはずなのでちゃんと計算してください!とこちらがツッコむ事態となってしまいました。笑
そしてなんとゴーヤチャンプルは、お土産にとパックにつめてもたせてくださいました。ありがたすぎる…。使われたゴーヤが本州では見たこともないサイズ。
やさしいお母さんと娘さんたちのおかげで、こちらまでやさしい気持ちになれました。どうもありがとうございました^^
大満足して、どしゃぶりのなか結家へと戻った我々。
弊社にはサウナ族がおり、隙あらば整いたいそんな一族は近くのサウナへと出かけてゆき…(※何度もいいますが暴風雨です)
さて残ったメンバーで、結家の共有スペースにてゆんたく開始!
買い込んだお菓子やビール、もたせてもらったゴーヤチャンプルーで飲んでいると、「どちらからお越しなんですか?」と声をかけてくださる穏やかそうな男性が。
ぜひぜひご一緒しましょうとお誘いしてお話を伺ってみると、その方は一人で長期ステイをされている関西の方でした。あだ名はイチローさん。結家が気に入って何度も訪れて釣りなどしてのんびり過ごしているそう。
お仕事の話やら彼女と結婚に至った話まで根掘り葉掘り聞かせていただきながら、また飲む、飲む、飲む・・・。
その時の写真を探したけど、酔っ払いが撮ったピンボケの写真1枚しかありませんでした。(酒飲みあるある)
そうこうしていたら、結家の女将「ゆいねえ」も登場!
20周年をむかえる結家のこと、結家が創設に至るまでの歴史、訪れる人々への想いなど、たくさん話してくれたゆいねえさん。人が好きだという彼女の、その人柄に共感した人が次々とここを訪れている、素晴らしいサイクルを感じました。
そして気が付けば他にも一緒に卓を囲んでくれている旅人の面々が。
サメを捕っていて、密輸されたカワウソのために島を所有していて、他の野生動物の保護にも力を注いでいる人(情報過多)や、沖縄移住にむかって邁進中の奈良の苔玉職人など、、、
普段の生活だけではなかなか聞けない話、出会えない業種の方々と心ゆくまでお話することができました。
夜も更けてきたころ、最初に声をかけてくださってから延々と飲みに付き合ってくれていたイチローさんから「夜光虫が出てると思うので、見に行きませんか?」と提案が。
夜光虫がわからないわたしたち。一青窈の曲で昔聴いたことがあるようなないような。(追記:一青窈の「もらい泣き」でした)
まあとにかく行ってみよう!というこで、体力が残っている最年少事務員とサウナ族も誘って真っ暗なビーチへ出発。(ちなみにその時はもう、社長は夢の中)
明るい時間に見た記憶によれば、たしかこちらが海の方面…
いや真っ暗すぎる。
なんも見えない。
道なの?岩なの?崖なの?
イチローさんが懐中電灯をもってスイスイと先導してくれるのを頼りに、よちよちとついてゆくアヒルの子のような我々。
浅瀬に足首がつかる状態まで進み、イチローさんの
「そろそろ足元光ってきますよ」
という声で足元に注目してみると、、、?
真っ暗な浜を踏みしめるたびに、閃光のような、星空のような輝きが、足元の暗闇にピカピカと現れるじゃないですか!
みんな大興奮。
10代から50代まで、キャーキャー言いながらバシャバシャと足踏みしまくるお祭り状態。
「目で見るとすごく鮮やかに光るんですが、写真にはうつらないんです」とのことで、確かに写真に収めたくてもスマホを通して見えるのは暗闇だけ。
心のフォルダに保存~~~!とか言いながら踏みまくりました。←夜光虫ハイ(恥)
こうして初日は感謝してもしきれない菩薩のようなイチローさんのおかげで、とっても素晴らしい体験と共に無事終了^^
【余談】
このとき「足元海につかるのでサンダルのほうがいいですよ」とサンダルを貸してもらい向かったはずなのに、戻ってみるとひとりだけスニーカー履いてた奴がいたことが判明。
その彼は、「スニーカーやん!」ってツッコんだら、中までずぶ濡れの靴履いた状態で「いや防水なんで。」ってドヤ顔で返事してくれました。
うん?そうか…いやでも…なんか…そういうことじゃないと思うけど…?って思いながら砂でジャリジャリになった彼のスニーカーを見つめたのはいうまでもない。
2日目に続きます!