おひさしぶりです。
年が明けたばかりだと思ったのに、ちょっと目を離した隙に3月になっとるではないか。
はっ!
年末から気になっていた特別展、開催期限まであと5日じゃないの!というわけで慌てて行ってきました。
名古屋市美術館で開催されている、
ガウディとサグラダ・ファミリア展。
白川公園にある名古屋市美術館ですが、お隣の名古屋市科学館は現在改装工事中。ということは近隣の駐車場も空いてるっしょ!と、昼を過ぎてからのそのそと出発。
が、、、
駐車場に停めたい車が列をなして渋滞している!
なんとか待って無事に車を停めたものの、嫌な予感だ。というのも先月、科学館のプラネタリウムを見に来た際にも同じ時間帯に同じ駐車場を利用したんですが、そんなに混んでなかったんですよねー…
そんな感じでおそるおそる美術館のほうへ向かった私。
うむ。やっておるな。
そして目に飛び込んできたのは、「こちら最後尾」の看板をもった係員&チケットを買い求める人の行列。
チケット買うまで30分かかるって言う(驚)
先月来たときは美術館に列なんてなかった…。
そのとき私、「今日一緒に展示も見ていこうかな?」ってチラッと思ったわけ。でもね、あと1ヶ月以上やってるんだし、また今度ゆっくり見ればいいか~って思って帰ったわけ。
で、前述のとおりにそれからぐずぐずと日が経って、気づけば今週で終わるわい!って急いで来てみればコレよ。ど平日に。
なんかさ…やっぱ人間みんな似たり寄ったりな思考回路なんですな。ここに並んでる人みんな、私みたいな「まだいいかと思ってゆっくりしてたけど気づいたら終わりそうになって慌てて来た」人間なんでしょ?(微笑)
ああ…しかもよりによって今日めっちゃ寒い。
トイレ行きたい…
↑ぼっちで来たので列から離脱不可能
やっぱり何事も余裕をもって行動すべきなんですよね。わかってるけど。いや、わかってたらこうなってないんですけど。どっちよ。
幸いにも列の進みがスムーズだったようで、なんとか予定よりも短い時間でチケットを入手。(それでも20分かかった…)
ようやく館内へGO!
この特別展は一部写真撮影OKだったのですが、美術館で写真をとるという行為に対して勝手にとてつもない背徳感を感じて、ほとんど鞄からスマホを出せない私。笑
奮起して撮ってみたけど、わずか数枚でストレスを感じて自分にドクターストップ。寝てる間に深層心理へトラウマでも埋め込まれたのだろうか?ノミの心臓すぎる。おかげで写真が全然ないです。
でもこの一節はよかったのでパチリ!
ガウディ冠して然りの一文ですね。
特別展の構成は、2階から1階へとつづく大容量!
ガウディ建築の特徴や時代背景、インスピレーションの源、残されたノートやデッサン、製図…etc.
ガウディは家具のデザインも手掛けていたそうで、彼がデザインした不思議なベンチも展示してありました。脳がバグりそうなデザインもさることながら、令和の感覚では隣の人との距離に思い悩みそうなベンチだったので知らない人は「カサ・バトリョ、ベンチ」で検索してみてほしい。
そしてもちろん展示のほとんどを占めていたのが企画展の名のとおり、サグラダ・ファミリアについて。
皆さんご存じ、建設が始まってから長い年月が経つスペインの聖堂「サグラダ・ファミリア」は未だ完成を迎えておらず、なんとその工期は150年。ガウディ死後にも延々と制作が続き、設計責任者は9代にも渡っています。そのため、サグラダ・ファミリアについての展示が、「ガウディ以前」「ガウディの時代」「ガウディ以後」という表記で構成されていました。長い歴史が伝わってくる表現ダネ◎
聖具とよばれるこれらの十字架や燭台などもガウディが手掛けているらしい。驚異の総合プロデューサーっぷり。
けどね、説明によればこの燭台のねじねじは、のちにガウディが多用するデザインとして螺旋形の円柱に採用されているそう。で、他のブースで書かれていたんですが、ガウディの製図や模型の精密さはすさまじく、縮尺を拡大しても寸分も違わないんだそう。
つまりこの小さな燭台も、聖堂のどでかい円柱も、ガウディにとっては等しく丁寧で精密な仕事である、ってだけの話なんですよね。…いや知らんけど…なんか、そういうことですか?(ポンコツの締めくくり方)
さて、ここにつらつらと書いていたらとんでもないことになっちゃうほどの展示量でしたのでレポートらしいレポートは書けませんが…
展示内容が気になるアナタにおすすめしたいのがコレ↓
「ガウディとサグラダ・ファミリア展」公式図録~!
(青いネコ型のアイツ風にね)
特別展示の内容がぎゅっと詰まってます。
というかマジでぎゅっと詰まりすぎてて、バチバチに重いのよ。
1冊持ってても疲れるのに、高齢の女性が5冊ぐらい抱えながらショップの中を歩いてて。「肩が外れてしまわんか…?」ってヒヤヒヤしたのは言うまでもないですわ。店員さんが駆けつけてレジで預かってくれてた。
ところでその女性は、「下呂温泉に行ってきました」って饅頭渡すみたいなノリで図録を配るのかな。だとしたらかなりインテリジェンスですよね。建築に造詣が深い者同士のコミュニティ的なのがあるのかも?しゃれてらぁ~。
注※このようにどうでもいいことばかり考えている人間が私です
これはいったい何の話になってしまったんだ。
ちなみに図録は公式サイトで今月中まで買えるみたいです。
よろしければぜひ^^!
さて今回は、バタバタしながらも無事に鑑賞できたガウディ展のお話でした。人並みの感想すら書けた気がしないけども…(許して…)
ここから超余談。
この展示で知ったガウディの最後…。
ガウディは教会でのミサから帰る途中、石につまづいてそのまま重体に。意識のない老人を誰もガウディとは気づかず、3台のタクシーが搬送を拒否。そのまま帰らぬ人となった。その後、ガウディを偲んだ人々が葬列に1.5kmの列を作ったという…
このエピソードが地味にこたえていたらしく、私はこの日の夜、「大聖堂任されるような神に選ばれし天才も教会の帰りに石にけっつまづいて死ぬわけだ…(´・ω・`)」って酒を飲みながらこぼしていたらしい。←正直あんまり覚えていないけど、すさんだ感性だな
さんざん展示見てわかった風に「ヘェ~」って言ってたくせに、結局そんなことばっかり気になるんかーい!
というわけで、サグラダ・ファミリア。
今回は美術館での展示でしたが、いつか絶対本物を見るぞ!
社長、社員旅行でスペイン連れてってください!!
以上、ガウディ展のお話でした^^
皆さんも、何事も先延ばしにしないようお心がけくださいね!